ZVYX AI図版集 · 28 枚2026.09.26投資助言ではありません
知能が大量生産される世界を、図で完全に理解する。
速くなる所・遅いままの所、安くなるもの・希少になるもの、人間に残るもの、枝分かれする知性
人類が大量生産してきたもの
- 蒸気筋力
- 電力エネルギー
- ネット情報
- AI知能
確認済み=一次資料の数字サイト見立て=解釈・イメージ
CHAPTER 1 · いま
性能↑ 値段↓ 任せる時間↑
AIは賢くなるほど安くなり、任せられる仕事もどんどん長くなっている。
性能↑ 値段↓
確認済み見方左の黒い点が前のモデル(Opus 5)=100。右へ上がる線は性能、下がる線は値段。
つまり新しいモデルは賢く速くなったのに、処理の値段は4割安い。ふつうの商品なら、良くなるほど高くなるはず。
Anthropic「Introducing Claude Opus 5.5」2026.09.22(Opus 5 を 100 とした指数)
ネットは「運ぶ」、AIは「処理する」を安くする
サイト見立て見方仕事を9つの工程に分けたときの手間(コスト)。灰色の柱=これまで、色の部分=いま。
つまりネットが安くしたのは「運ぶ」だけ。AIは「読む」から「実行」までの7工程を安くする。「何を望むか」は人に残る。
サイト見立て(コストの高さはイメージ)
任せられる時間 4分 → 16時間+、約4か月で2倍
確認済みサイト見立て見方縦=人がやると何時間かかる仕事を、AIが半分以上の確率でやり切れるか(上ほど長い仕事)。点はその時期の一番いいAI。紫の点線はこのペースが続いた場合。
つまり3年で「4分の作業」から「16時間以上の作業」へ。約4か月ごとに倍になっていて、続けば2028年には半年分の仕事に届く計算(続く保証はない)。
METR TH1.1 の 50% 時間幅(Mythos Preview は下限)・Anthropic Institute。点線は単純な外挿(サイト見立て)
CHAPTER 2 · 速度差
デジタルだけ100倍速
AIで速くなるのはデジタルの仕事だけ。電気・工場・法律は速くならず、そこが詰まる。
デジタルだけ20〜700倍速。物理と制度は ×1
サイト見立て確認済み見方横=かかる時間(右ほど長い。目盛りごとに単位が変わる)。灰色=これまで、緑=AIを使った場合。右の数字は何倍速くなるか。
つまり調べる・書く・作るは数十〜数百倍速くなる。工場・発電所・法律は速くならない。この速さのズレが混乱の元になる。
期間と倍率はサイト見立て(目安)。速度差がボトルネックになっている点は IEA が指摘
1回の電力 ÷10、回数 ×100 → 電力は倍増
確認済みサイト見立て見方縦棒=世界のデータセンター(AIを動かす計算機の建物)が使う電気。四角=なぜ減らないか(1回の電気は1/10でも、回数が100倍なら合計は10倍)。小さい4つの図=足りなくなっている物。
つまりAIは効率が上がるほど多く使われる。だから電気・発電設備・メモリが足りなくなり、物理の側がブレーキになる。
IEA「Key Questions on Energy and AI」、SK グループ会長(Tom's Hardware)。四角の図はイメージ
CHAPTER 3 · 接続
社会につながった所
AIはもう、研究・セキュリティ・仕事・行政の中に入り始めている。
AIがAI研究の中心に:1% → 26%(半年)。AIだけで完結は 0
確認済み見方Anthropic社内の「AIを作る研究」の仕事を、AIがどこまで担っているか。円=仕事の割合、升目=AIが書いたコード、横棒=どれだけ速くできたか。
つまりAIを作る仕事の4分の1を、もうAIが中心でやっている。ただし、AIだけで完結する仕事はまだゼロ。
Anthropic Institute「Measuring the pace of AI development」「Recursive self-improvement」(2026)。ドーナツの「人」と「協働」の境目は「協働以上 90% 超」からの概算
研究の1周をAIが回す → 2.5か月で新薬候補
確認済みサイト見立て見方円=新薬探しの研究をAIが1周回した例(点線の丸だけ人が実験)。縦棒=AIが書いた論文を、人の論文と点数順に並べた位置(緑がAI)。点の升目=人1人がAIの研究員を何人持てるかのイメージ。
つまり研究の1周を回すAIが、科学誌ネイチャーに載った。研究者1人が数百のAI研究員を使う時代になる。
Nature「Robin」2026.05.19(FutureHouse)・Nature「The AI Scientist」2026.03.26(Sakana AI)。仮想研究室の人数はイメージ
見つけた 23,019 / 直した 75(0.3%)
確認済みサイト見立て見方1マス=25件。AIがオープンソース(誰でも使える公開ソフト)で見つけたセキュリティの穴。赤いマスだけが修正済み。下の帯は、昔といまで、どの作業に時間がかかるか。
つまりAIは穴を大量に見つけるが、人が直すのが追いつかない。詰まる所が「見つける」から「直す」に移った。
Anthropic「Project Glasswing: An initial update」2026.05(オープンソース 1,000 超のプロジェクト)。下の帯はイメージ
AIの群れが34時間で40社超に侵入
確認済み見方実際にあった攻撃の時間の流れ。AIエージェント(自分で動くAI)の群れが、ほぼ全部の作業をした。
つまり攻撃する側もAIの群れを使い始めた。守る側もAIで対抗しないと追いつけない。
Anthropic「Threat Intelligence Report: September 2026」(GTG-50014・GTG-10007)
同じモデル × 掛け算 = 研究所
確認済みサイト見立て見方左下の黒い四角=AIのモデル(頭脳)。道具・計算機・自分で動く力・同時に動く数・使える権限を足すほど、できることが掛け算で大きくなる。
つまり同じAIでも、道具と権限を渡せば「チャット」が「研究所」になる。性能ランキングだけでは本当の力はわからない。
Anthropic「Claude Fable 5.1 and Mythos 5.1」(同じモデルで安全装置の水準が違う)。掛け算の図はサイト見立て
若手から削られる(22〜25歳 −19%)
確認済みサイト見立て見方米国の22〜25歳で、AIの影響が大きい仕事と小さい仕事の雇用の増え方を比べたもの。人のピラミッドは会社の人の並びのイメージ。
つまりいきなり大量失業ではなく、まず新人の仕事がAIに置き換わっている。新人が育つ場が減ることが問題になる。
Stanford Digital Economy Lab 2026.08・ECB Economic Bulletin 2026・ILO 2025。組織図はイメージ
会社は「人×AI」、国も36か国中35がAI
確認済みサイト見立て見方黒い点=人、緑の細かい点=AI(イメージ)。横の升目=OECD(先進国が中心の36か国)が、行政のどこでAIを使っているか(緑=使っている国)。
つまり少人数+大量のAIで大きな仕事をする会社が増える。国もAIを使い始めたが、全部の分野で使えているのは7か国だけ。
OECD「Digital Government Outlook 2026」。会社の図はイメージ
CHAPTER 4 · 暮らし
情報は無限、信頼は希少
情報はいくらでも作れるようになり、価値は「信頼」に移る。生活ではAIが窓口になる。
情報は無限、信頼は希少。予約は「頼むだけ」に
サイト見立て見方棒=世の中の情報の量、紫の線=「信頼できる情報」の価値。下:ホテルを予約するまでに、人が自分で動く手順。
つまりAIで情報はいくらでも作れるので、価値は「本物か・誰が言ったか」に移る。買い物や予約はAI同士がやり取りする。
サイト見立て(イメージ)
8つのアプリ → AI 1つ → 要点だけ
サイト見立て見方いまは8つのアプリを自分で見て回る。将来はAIが全部を見て、朝に要点だけを教えてくれる(イメージ)。
つまりAIは1つのアプリではなく、生活の入口と出口になる。人が決めるのは「何をしたいか」だけ。
サイト見立て(2029年の朝のイメージ)
CHAPTER 5 · 希少性
安くなるもの・希少になるもの
頭脳が安くなると、代わりに電気・半導体・土地など、物理的なものが足りなくなる。
知能は安く、物理は高いまま
確認済みサイト見立て見方天びんは、重く下がっている側が「足りなくて高いもの」。横棒=2030年に値段が下がるもの(左へ)と下がらないもの(右へ)。100マス=世界のGDP。
つまり頭を使う仕事の値段は下がり、電気・家・介護のような物理的なものは下がらない。相対的に物理の側が高くなる。
IMF Working Paper 2026.07(Anthropic Economic Index)・IMF 年次報告 2026(報道)。天びんと値段の向きはイメージ
AIで消える堀・残る堀
サイト見立て見方「堀」=会社を競争から守る強み。棒が長いほど、AIでもまねされにくい(サイト見立て)。
つまりAIが得意なこと(コード・文章)だけが強みの会社は危ない。送電網・工場・許認可のような、物や制度の強みは残る。
サイト見立て(5段階)。投資助言ではありません
AIが伸びると足りなくなるもの:確かな土台と、不確かな大穴
サイト見立て確認済み見方つながり図=AIが広がると、何が必要になるか。丸の地図=横が需要の確かさ、縦が当たったときの伸びしろ(外れる危うさも大きい)。白い札はZVYXで追っているテーマ。
つまりどのAI企業が勝っても、半導体と電力は必要になる(土台)。ロボット・決済・量子は大きく伸びるかもしれないが、まだ不確か。
需要の確かさ・伸びしろはサイト見立て。事実:IEA(電力・HBM)、IFR(人型 約7,000台/2025、産業用 54.2万台/2024)、OECD。投資助言ではありません
CHAPTER 6 · 人間
全員スター状態
誰でも専門家に近い力を持てるようになり、差がつくのは「何をしたいか」になる。
全員が上限近くへ(スター状態が常設)
サイト見立て見方8つの能力の広さ。AIなしだと一般の人は小さく、専門家は1つだけ突き出る。AIありだと、全員がほぼ全方向に広がる(イメージ)。
つまり誰でも専門家に近いことができるようになる。マリオのスター状態がずっと続くようなもの。
サイト見立て(数値はたとえ)
6職種 → 1人+AI(個人が機関になる)
サイト見立て見方上の6人=昔は6つの専門職が必要だった仕事(金融の理解・技術の調査・文章・図解・サイト制作・動画)。下の1人=それを1人とAIでこなす。
つまり会社を作らなくても、1人で研究所や出版社のような仕事ができるようになる。
サイト見立て。例:このサイト(ZVYX)と YouTube「ミライマネー研究所」
能力の差は縮み、「問い」の差が広がる
サイト見立て見方横棒=AIの時代に縮む差(左へ)と広がる差(右へ)。升目=同じAIに違うお願いをしたとき、出てくる成果の量(イメージ)。
つまり能力の差は縮む。残るのは「何をしたいか・何を問うか」の差。
サイト見立て(イメージ)
見るべきは性能より「どこに接続されたか」
サイト見立て確認済み見方階段の棒=社会に入るAIの量は、性能×AIの数×利用者の掛け算で増える(対数の目盛り)。色のタイル=AIがどの分野にどこまで入ったか。横棒=会社が「見る→決める→動く」を1周する時間。
つまり新しいAIの性能より、それがどの分野に入り込んだかを見るほうが、世の中の変化がよくわかる。
接続の段階分けと掛け算・ループの時間はサイト見立て。数字は各図の出典
CHAPTER 7 · 分岐
何百万種類の知性へ
AIが「どの分野もそこそこ」を引き受けるので、人は好きな1本を深く掘れる。人類は平均的に賢くなるのではなく、何百万通りの専門家に枝分かれしていく。
超特化 × AI万能:1本を深く、残りはAIが埋める
確認済みサイト見立て見方4つの小さなグラフは、12の分野それぞれの力。紺=自分で身につけた力、薄い緑=AIが足してくれる力。右の棒は実験で測った「AIでどれだけ伸びたか」。
つまりAIが「どの分野もそこそこできる」床を全員に敷く。だから人は好きな1本を好きなだけ深く掘れる。深さ×AIの幅=その人の本当の力(実効知能)。
右の数字:Brynjolfsson ほか QJE 2025(コールセンター 5,172人)・Dell'Acqua ほか HBS 2023(BCG コンサル 758人)。左の4つの形はサイト見立て
無限の家庭教師:好きな階へ直通
確認済みサイト見立て見方左の階段=昔の学び方(学校を1段ずつ、何年もかけて上る)。右の緑=AIに質問しながら、好きな階へ直接行ける。下は、実際に比べた実験の結果。
つまり知りたいことを、自分の速さで、いくらでも質問できる先生が全員につく。実験でも、同じ時間でより多く学べている。
Kestin ほか Scientific Reports 2025(ハーバード物理 194人・中央値)・世界銀行 Policy Research WP 11125(2025.05)。階段と直通のたとえはサイト見立て
頭の中 → 現実:間の壁が消える
サイト見立て確認済み見方左の丸=頭の中のアイデア、右の黒い箱=現実に完成したもの。間の灰色の壁が、実現をじゃまするもの。下の棒は、1人で会社を始める人の割合。
つまり技術・人手・時間の壁が低くなり、思いついたことがそのまま形になる。残る壁はお金と物理。実際に1人で起業する人が増えている。
壁のたとえはサイト見立て。数字:Carta Solo Founders Report 2025(Carta 上の新しいスタートアップ)
ロングテールが花開く:ニッチ×深さ=オタク文明
サイト見立て確認済み見方横=テーマを人気の順に並べたもの。縦=そのテーマに興味がある人の数。右へ行くほど、興味を持つ人は少ない(ロングテール)。横線=「本や授業を作っても割に合う」ライン。
つまり昔は、人気の上位(灰色)しか本も授業も作られなかった。AIで作る・教えるコストが下がり、少人数しか興味がないテーマ(緑)まで深く学べ、作れるようになる。
ロングテールの形と採算ラインはサイト見立て。数字:OpenAI・NBER「How People Use ChatGPT」(2025.09)
分野の掛け合わせが爆発する
確認済みサイト見立て見方左=5つの分野を2つずつ結ぶと10本の線。右=100の分野から2つ・3つ・5つを選ぶ組み合わせの数(目盛りは10倍ずつ)。下=AIを使う研究者を調べた論文の数字。
つまりつなげられる組み合わせは、分野が増えるほど爆発的に増える。ただ今のAIの使い方だと、みんなが同じ人気テーマに集まりがち(全体の幅は−4.6%)。どこをつなぐかは、人の好奇心が決める。
組み合わせの数は計算(100C2・100C3・100C5)。研究者の数字:Hao ほか Nature 2026.01(論文 4,130万本の分析)
好奇心格差:同じAIでも3年で大差
サイト見立て確認済み見方横=使いはじめてからの年数、縦=積み上がった知識や作品の深さ(イメージ)。3本の線は、同じAIを違う使い方をした人。下は、実際のChatGPTへのメッセージの中身。
つまり道具が同じなら、差をつけるのは「何を聞き続けるか」。好奇心は複利のように積み上がり、何年かで大きな差になる。
3本の線はサイト見立て。数字:OpenAI・NBER「How People Use ChatGPT」(2025.09、メッセージの分類)
人類は、何百万種類の超特化型知性に分岐する
サイト見立て見方左上=AI以前の考え方の流れ(一方通行で、年単位)。左下=AI以後(人・AI・論文・シミュレーション・他の人がぐるぐる回り、1人が小さな研究所になる)。右=人類が、一人ひとり違う方向に枝分かれしていく様子。先の点1つ=1人×AI。
つまりAIは人類を「平均的に賢く」するより、何百万通りに「尖らせる」。一人ひとりが小さな研究所になり、そのつながりが人類全体の実効知能になる。
サイト見立て(この章の図 22〜27 の数字をもとにした見通し)
出典と、この記事の読み方
数字は一次資料(企業の発表・国際機関・査読論文)から取り、図の見出しの横に確認済みを付けた。解釈・たとえ・将来のイメージはサイト見立て。 元になった議論は ChatGPT との対話「AI進化の具体像」(2026.09)で、数字はすべて下の資料で確かめ直した。2026.09.26 時点。投資助言ではありません。
- AnthropicIntroducing Claude Opus 5.52026.09.22
- AnthropicClaude Fable 5.1 and Mythos 5.12026.09
- Anthropic InstituteMeasuring the pace of AI development2026.09
- Anthropic InstituteRecursive self-improvement2026
- AnthropicProject Glasswing: An initial update2026.05
- AnthropicThreat Intelligence Report: September 20262026.09
- METRTask-Completion Time Horizons of Frontier AI Models(TH1.1)2026
- Nature / FutureHouseA multi-agent system for automating scientific discovery(Robin)2026.05.19
- Nature / Sakana AIThe AI Scientist: Towards fully automated AI research2026.03.26
- IEAKey Questions on Energy and AI — Executive summary2026
- IMFAggregate Gains from AI and their Distribution(Working Paper)2026.07.10
- IMFAnnual Report 2026: Navigating a Precarious World(報道による要約)2026.09.24
- ILOGenerative AI and Jobs: A 2025 update2025
- ECBAI and the US labour market: effects on employment growth(Economic Bulletin Box)2026
- Stanford Digital Economy LabCanaries in the Coal Mine — August 2026 update2026.08
- OECDDigital Government Outlook 2026 — Adopting and governing AI in government2026
- IFR(Reuters 報道)Around 7,000 humanoid robots sold worldwide in 20252026.09.21
- Quarterly Journal of EconomicsGenerative AI at Work(Brynjolfsson・Li・Raymond)2025
- Harvard Business SchoolNavigating the Jagged Technological Frontier(Dell'Acqua ほか・WP 24-013)2023.09
- Scientific ReportsAI tutoring outperforms in-class active learning(Kestin ほか)2025.06
- World BankFrom Chalkboards to Chatbots: Generative AI and Learning in Nigeria(PRWP 11125)2025.05
- CartaSolo Founders Report 20252025
- OpenAI・NBERHow People Use ChatGPT(Working Paper 34255)2025.09
- NatureArtificial intelligence tools expand scientists' impact but contract science's focus2026.01
- Tom's HardwareSK hynix: AI-driven memory shortage will persist until at least 20302026